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2015/08/28 Fri  22:41
映画 「野火」2015 塚本晋也


只今絶賛公開中の映画、「野火」を観てきました。
渋谷のユーロスペースです。

春先から、映画の予告を見て、「野火」は見たいと思っていて、7月の下旬公開で1カ月過ぎてしまい、やっと行けました。
公開1カ月も過ぎての平日なので、ガラガラかと思っていたら、予想に反して、けっこう人が来ていました。
20代から60代70代まで幅広い年齢層の男性がほとんどで、パラパラと女性が混じるという感じ。
中年のおばさんは少数派です。(笑)

それもそのはず、予想はしていましたが、かなりのグロテスク描写。
フィリピンのレイテ島は、特に悲惨な状態だったそうで、それを多分ありのままに描いたのではないでしょうか。
何も食糧がなく、本当にぼろぼろの衣服に汚れた体。
餓死、病死で死んだ兵士がその辺に野垂れ死に、蛆がわき、干からび、腐っていく死体、死体、死体。

そして、米軍の一斉射撃によって、腕や足がちぎれ、内臓が飛び出し、血まみれの死体がごろごろしているそのままをリアルに再現しています。
前回1959年に市川昆監督が映画化した時には、ラストが映画向けに変えられたそうですが、この作品は原作に忠実にと、人肉食をも描いています。

自主制作映画だそうですが、内容描写とも、商業的にはなかなか難しいのでしょうね。
普通のテレビでは放映出来ないかと思いました。
ケーブルテレビとか有料チャンネルでなら、流すかな???
どっちにしても、グロテスク系がダメな人は、うっかり観てはマズイですね。(笑)

グロテスクが大丈夫なら、今までの戦争映画では見られなかった、戦争の悲惨な一面をリアルに観られる映画だと思います。
ロードショー公開された幾つもの戦争映画は、家族との別れや、自分の命を投げうって、祖国に暮らす家族のために戦う姿に涙し、戦争は辛く悲しい事ばかり的に描いているものが多いです。

「野火」は戦争によって、極限状態に追い込まれた人間を描いています。
きれいごとではなく、敵からの襲撃だけでなく、全身汚れまくり、餓死するほどの飢餓、味方同士の奪い合いなど、筆舌に尽くしがたい悲惨な状況に追い詰められると、人間は生きるためなら何でもするという、異常な精神状態に陥ってしまい、理性が吹き飛んでしまう。
戦争の残虐性をここまでリアルに描いた映画はなかったのではないでしょうか。

たまに差し挟まれる、空の美しさや、自然の美しい風景がより際立っているのも印象的でした。
そして、こんな中を生き延びた人たちは、ここでの生活は一生封印したいと思うのではと思い、戦時中の話をしなかったおじいちゃんは、こういう中にいたのではないか、などと思ったりもしました。

良くも悪くも、いろいろ深いものを感じさせてもらう映画でした。

テーマ : 戦争映画   ジャンル : 映画

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